土地価格スキャン ― 地図を囲んで、面積と参考価格を

土地価格スキャンは、地図上で土地の角を3点以上クリックして形を囲むと、概算面積と坪数、令和8年地価公示を基準にした参考価格をその場で計算するツールです。宅地建物取引士・行政書士の資格を持つ運営者が設計しています。

監修・制作:長澤 湊(宅地建物取引士・行政書士・測量士補、運営者情報)。このツールが示す数字は、公開情報から自動計算した一般的な目安であり、個別の法律相談・不動産鑑定評価・税務判断ではありません。判断の前に、公式資料と専門家の試算で確かめてください。

使い方の例(架空の条件)

たとえば、相続した実家の土地を地図で囲んで、4辺がそれぞれ約11m・15m・11m・15mの長方形になったとします。面積は約165㎡。基準の単価は、最寄りの標準地と同じ用途区分の周辺標準地(5km以内に2地点以上あるとき)の中央値で、無ければその市区町村の標準地の中央値(それも無ければ都道府県の中央値)です。周辺標準地の中央値が1㎡あたり12万円なら、165㎡×12万円=1,980万円が出発点。ここに、囲んだ形の細長さで決まる形状の係数(1.0〜0.82)、画面で選ぶ都市計画区分の係数、接道の係数を掛けたものが「公示地価ベースの参考価格」です。長方形で係数が0.98・0.85・0.94なら、約1,550万円と表示されます。式は画面にそのまま出ます。

読み方はこうです。表示額は「周辺の公示地価の中央値に面積を掛け、形・都市計画・接道を簡易な係数で補正した額」で、傾斜、角地かどうか、建物の有無、権利関係、近隣の成約事例は入っていません。係数はどれも大まかな目安で、旗竿地の実際の値引き幅(2〜3割)を言い当てるものではありません。実際の売買価格は、これより上にも下にもずれます。このツールは、その「ずれる前の基準の桁」を先に持つためのものです。

なぜ「囲む」方式なのか

住所だけの査定サイトでは、間口の狭い土地、旗竿地、変形地といった「形」の違いを扱えません。このツールでは利用者自身が地図上で多角形を描くことで、その土地のおおよその面積を形ごと捉えます。囲んだ図形から面積と坪数を計算し、周辺の公的地価と組み合わせて参考価格を示します。

地価公示とは

国土交通省が毎年3月に公表する、全国の標準地の1月1日時点の土地価格です。不動産取引や公共用地取得の目安として使われる、もっとも基本的な公的地価です。本ツールは市区町村内の標準地の中央値を基準に参考価格を計算し、採用した地点や距離も一緒に示します。

できないことを、先に書いておきます

現在は暫定版です。表示される金額は、選択した土地そのものの実勢価格、査定額、不動産鑑定評価額ではありません。売買の意思決定に使う正式な価格が必要な場合は、不動産鑑定士・宅地建物取引業者にご相談ください。

選択した地点、図形、計算結果はサーバーやデータベースへ保存しません。地図を閉じれば消えます。

よくある質問

表示された価格で売れますか?

売れるとは限りません。実際の取引価格は、道路付け、形状、周辺環境、時期、買い手の事情で大きく動きます。ここで示すのは公的地価をもとにした「出発点の目安」です。

地価公示と実勢価格はどれくらい違いますか?

地域によります。都市部では実勢価格が公示価格を上回ることが多く、郊外や地方では近い水準のこともあります。差の傾向を知りたい場合は、周辺の取引事例を不動産業者に確認するのが確実です。

自分の土地以外も囲っていいですか?

かまいません。公開されている地図と公的地価を組み合わせた概算なので、気になる土地の規模感を眺める使い方も想定しています。ただし他人の土地の価格を断定的に語る材料にはしないでください。

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