2026-08-05
電話番号を入れずに、土地の概算まで見せたい
土地価格スキャンが、問い合わせフォームではなく概算結果を先に返す道具になった背景。
土地の価格を知ろうとして、所在地や面積を何画面も入力した後、最後に電話番号を求められる。金額は表示されず、営業電話を待つことになる。土地価格スキャンは、その順序を逆にしたいという考えから作りました。
地図上で土地の角を打つと、囲んだ形から概算面積を計算します。現在の価格基準は、国土数値情報の令和八年地価公示です。全国の標準地を市区町村ごとにまとめ、平米単価の中央値を暫定基準にしています。標準地がない市区町村では都道府県中央値を使います。
これは選択した土地そのものの鑑定額ではありません。接道、用途地域、形状、傾斜、建物、権利関係、近隣の成約事例などはまだ反映していません。そのため画面でも「公示地価ベースの参考価格」と明記しています。
点を置き直せるよう、地図上の頂点はドラッグで微修正できます。別の土地を続けて調べるためのクリア操作も用意しました。スマートフォンでも、狙う場所が分かるようにポインターと頂点の扱いを調整しています。
選択した座標や価格結果は、利用者の履歴として保存しません。国土交通省の不動産情報ライブラリAPIは二〇二六年八月十二日に利用承認を受けました。現在は、近隣の公示地価や取引価格情報をどう組み合わせれば誤解の少ない参考値になるかを検証しており、承認されたことだけを理由に未検証の数値を公開画面へ足さない方針です。
この日の作業
Gitのコミット記録からの抜粋です。
- 価格基準を令和8年地価公示(国土数値情報)の市区町村中央値に切り替え
- 地図上の頂点をドラッグで置き直せるよう選択操作を改善
その後(2026年9月5日時点)
9月4日に近傍の取引情報を参考表示として追加。9月5日には解説記事「土地の値段は四つある」「旗竿地と変形地はなぜ安いのか」を公開し、このツールが出す数字の位置づけを記事側でも説明しています。
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